推しの普及活動で身に付けた行動力
先日、後輩の永野さんから手作りのクッキーを貰いました。
ちゃんとタグや食品表示のシールが貼ってあり、
聞くと、なんとお母さんがお菓子作家さんだと。
そこでタグに載ってたSNSを見てみると、
私の好きな作家さんと繋がってて
「永野さんのお母さん、え!知り合い!?!?」とひとりで大興奮(笑)
つい最近出店したマルシェで一緒だったらしい。
いやー、世間は狭い。
小さなコビトのオブジェを作る作家さんなのですが、
私が高校生の時にSNSで見つけ、一目惚れ。
大学のグラフィックデザインコースでIllustratorを学び、
初めての課題制作で作った作品は、その作家さんの紹介リーフレットでした。
その後、大阪にある小さな雑貨屋での個展を見に行くことになるのですが、
それが私に「大人とは」「仕事とは」「デザインとは」を初めて教えてくれた
恩人、いや師匠との出会いに繋がる程の
私の人生においてのかなりの重要人物なのです。
そこから、10年程の月日が過ぎ
気付けば、私が教える側になりました。。
とにかく、あの頃は少しでも多くの人に知ってもらいたくて
その作家さんの展示会が神戸であることを知ると
「私、大学が神戸で行動範囲なのでDMを配りたいです!」と
メールをして何百枚かを郵送してもらい、
三宮や元町のギャラリーや雑貨屋、カフェ、画材屋、
古着屋、ボタン屋etc..に突撃してDMを置いてもらってました。
今まで、そんな事したこともなかったのに、
怖いもの知らずって、本当に強い。
もちろん、これ、仕事ではありません。
私には何のメリットもありません。
現代語で言うならば、推しの普及活動です。
「自分の足で動く」という行動力は、この時に身に付いたと思います。
例えば、
急遽決まった企画でクライアント様から
「ポスター来週の火曜日には納品して欲しいんやけど〜」と言われれば、
配送でも出来るけど、高い。。
あれとこれとあれを段取りすれば…と考え、
「月曜日の夜になるんですが、直接伺いますね!」と返答。
スノードーム工作で使うクリスマスのミニチュアを100均で注文しようと思ったら、
シーズンもので取り寄せできないことが発覚。
近隣の店舗を10件程回り、即調達完了。
フットワークの軽さは、
結構重要ポイントなので、かなり役に立っています。
こちらは、会社と自宅のデスクにつくった小さなギャラリースペースです。
いつか成長した姿を見せたいという気持ちを持って
今日もコビトたちに見守られながら仕事に励むのでした。
ウジマル
p.s.作品に添えられている言葉がとても素敵なので、是非読んでみて下さい**