商業施設での抽選会における景品表示法
先日、クライアント様から
抽選会の最高額や総額規定についてご相談がありました。
この仕事を始めてから、私は初めて知りましたが
抽選会の景品は、消費者庁が定める「景品表示法」の規制があります。
過大な景品で、消費者に高額なものを買わせたり
事業者同士の不健全な競争を防止するためとされています。
このようなご相談はこれまでも何度かあったので
その度に、下記の消費者庁のページを再度確認するのですが
理解できなかったことがあり、直接消費者庁へ電話で問い合わせをしました。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/premium_regulation
商業施設で抽選会を実施する場合として、問い合わせしています。
せっかくなのでブログで共有しておきますね。
まず、抽選会は【一般懸賞】と【共同懸賞】で分類されます。
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【一般懸賞】は、
施設の全店舗ではなく一部対象外がある場合、及び30店舗未満に分類されます。
・景品最高額は、レシート条件の金額が5000円未満の場合は、レシート金額×20倍
・レシート金額が5000円以上の場合は、10万円が上限となります。
・景品総額は、懸賞に係る売上予定総額の2%です。※
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【共同懸賞】は、
施設の全店舗を対象とし、且つ30店舗以上の場合に分類されます。
(店舗側の理由で対象外となる場合は、除外)
・景品最高額は、レシート条件の金額にかかわらず30万円
・景品総額は、懸賞に係る売上予定総額の3%となります。※
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※懸賞に係る売上予定総額とは、レシート条件×抽選回数ではなく、
期間中の対象店舗の売上予定総額となります。
今回ご相談いただいたクライアント様は、
30店舗以内だったため【一般懸賞】に分類され、
最高額の景品に<10万円>ないしは<5万円>のギフト券を使用したいとのお話だったので
レシート条件を5000円×20倍=10万円、もしくは2500円×20倍=5万円という選択肢ができました。
このように景品を決めてから条件を決めるというのも、アリですね。
ウジマル
投稿者プロフィール

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【企画営業部】5月で入社10年目の32歳です。
いつからか仕事とプライベートの境界線を無くした事で、仕事も推し事、推し活も推し事になりました。
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