「嫌いな人」を「好き」になる方法

【短所を長所に言葉のリフレーミング】

小6になった長女が学校から持って帰ってきてたプリントがリビングのテーブルに置かれていました。

僕が小学生の時は2年ごとのクラス替えでしたが、今は毎年クラス替えがあるようです。なので6年生もこの4月は新しい先生とクラスメイト、ということになりますね。

だからこういったコミュニケーションに関わる授業をやっていたのでしょう。学校教育については無駄とか、行く意味なんかないとか、否定的な話題をよく聞きますが、なかなか良いこともやってるな、と思います。

一方3女は幼稚園の年中さん。男の先生が担任になったようです。

新しいクラスでの2日目、自分が怒られたわけではないけど、他のお友達が怒られている姿をみて、ちょっと恐くて、先生のことは嫌いだと言っていました。

子どもを叱って正すような教育方針の園ではないので、僕としてもその先生どうなんかなって、気持ちもありますが、なんせ幼稚園に行きたくないとか言い出すと家庭的にはとても困るのです。

そんな娘に対して妻は「先生のこと、恐くて嫌いなところがあるのは仕方がないけど、きっと先生の良いところもあると思うから、それを見つけてきて」と話していたようです。

僕だったら先生に対して少し不信感を抱いてしまっているのでそんな発想にはなりませんが、妻は先生に対する不満を口にするのではなく、子どもに対してそういうことが言えるのです。\尊敬/

それから数日は良いところを見つけることができず、先生とも距離をとって、全く話もしていなかったようです。ところが今日、突然先生のことが好きになったというんです。

その理由は、お弁当の時間に自分の席がなくて困っていたら、先生が「こっちにおいで」と声をかけてくれて、隣に座ってご飯を食べたそうです。先生は優しくてカッコいいから「好き」になったんだと言っていました。

冒頭の「リフレーミング」とは同じ特徴でも否定的ではなく肯定的に捉えることで相手の印象が変わって、苦手意識が抑えられることによって関係性が良くなっていくという技術です。

今回の3女の例はちょっと違うかもしれませんが、「先生の良いところをみつけよう」という意識があったから、声をかけられた時に素直に喜んで隣に座れたのかもしれません。

「苦手、嫌だ、恐い」という意識のままだったらどうなっていたでしょう?黙り込んで隅っこの方で1人で食べていたかもしれません。

子どもは単純なので、大人の場合はこうも簡単に行くものではないでしょうが、基本は同じだと思います。

〜わかっていても否定的ではなく、肯定的にとらえるのはなかなか難しい。。。

人の粗探しをするのは簡単なので、油断しているとすぐに否定的になってしまう。。。

そして関係性は悪化していく悪循環。。。〜

日頃の行いを改めようと思う今日この頃。また妻と子どもから学ばせていただきました。

それではまた。