ファンづくりのヒント
先日長女が5歳の誕生日を迎えました。
大好きなサーティワンのアイスクリームでお祝いです!
子どもが生まれてからというもの、色々と生活スタイルも変わりましたが、スーパーに買い物に行くようになったのもその1つです。
長女が2歳か3歳のころ、いつものスーパーに家族で買い物に行きました。
レジでお会計を済ませた後、なぜかその日はレジのお姉さんが娘にラムネを1つくれたのです。
娘は子どもながらに不思議そうな表情で喜ぶでもなく受け取っていました。
数日後、いつものそのスーパーにまた買い物に行きました。
当然ですよね、近所のスーパーなので日常的に通ってます。
その日もレジの後、娘が不思議そうな顔をしていました。
僕と妻はどうしたのかと訪ねてみるも黙ってそこを動かないのです。
さらに娘を問いつめてみると、「ラムネは」と一言。
んっ、一瞬何のことかと思いましたが、前回ラムネを1粒もらったことをすっかり忘れていました。
レジのお姉さんに聞いてみると、どうやら曜日限定で子どもにラムネをあげていたようです。
娘はラムネがもらえないことがわかり、がっかりしていました。
無表情で気がつかなかったのですが、ラムネをもらえたことが嬉しかったようです。
きっとその日はスーパーに入ってからずっとラムネをもらえることを考えていたんだと思います。
さて、このラムネをあげるという企画がどうこうということはおいといて、
ここにファンを作るヒントがあります。
それは「期待に応える」ということ。そして「常に期待に応え続ける」こと。
これがファン作りにつながります。
ラムネ1粒の価値は5円もないと思います。
でも期待をしてそれがもらえなかった時、お客さんは落胆します。逆にもらえ続けるといつのまにかファンになっています。
ちょっとおおげさですが、意外とそういう些細なことがお店を選ぶ選択基準になったりします。
期待値をあげると応えるのが大変になります。
地域密着のお店は1回買って終わりじゃないですからね。応え続けることができる価値提供にしておくことがポイントです。
行政がやる地域振興プレミアムお買物券とか、その場しのぎのカンフル剤。
こういうことを真似ると次にどうやって期待に応えるか・・・無理ですよね。
またやってよって言われても、もう出来ませんって感じです。
安売りも基本同じ結果を招きます。
販促イベントもぜひ継続できる内容で期待に応え続けていきましょう。
PS.近所のそのスーパー、いつ行ってもラムネ1粒くれたらもっと買い物に行く回数が増える気がするんですよね〜