チラシで売上をつくれるお店、つくれないお店(その1)
何年か前、あるショッピングセンターのチラシを作っていた時のこと。
飲食店のお店の1つが、自店の広告枠をドリンク無料券として使っていました。
よくあるクーポンですね。
SC全体のチラシなので1店舗あたりの情報量はごく限られます。
なので、クーポンを使ってとにかく来店につなげようということでしょう。
2万枚ほどの折込チラシでしたが、そのドリンク無料券は20枚程使われたようです。
定期的に館のチラシを発行していたので、またチラシをつくることになりました。
飲食店の店長さんは、ドリンク無料のクーポン券に、
今度は「500円以上の食事を注文された方のみ」という利用条件をつけました。
なんでもクーポン券でドリンクだけ飲んで帰るお客さんがいたということで、
僕に怒り気味に話していました。
普通の反応でしょう。タダ飲みされるなんて良い気がするわけありません。
その時お客さんに抱く感情は、「ずるい」「卑怯」「せこい」「悔しい」・・・
など、腹立たしい思いをしたんだと思います。
このような条件をつけているクーポンはよく見るので、
その店長さんの反応に僕も当時は何も疑問を抱くことなく、
利用条件の記載モレが不注意だったと、詫びていたように思います。
でも、もしあなたがお店を繁盛させたいと思っているのなら、
この感情を乗り越えなくてはなりません。(その2に続く)