誰のためのイベントかを考えてみる
せっかくイベントやるんだったらちゃんと誰かのためになってほしいですよね。
ショッピングセンターで「イベント」って言えば、一体誰のためにやるのでしょうか??
色々なお店が入っていて、それを取りまとめる管理者がいて、たくさんのお客さんがやってくる。
そんなショッピングセンターでは「何でこんなことやってんの?」みたいな、利害関係のよくわからないイベントが意外とよく見られます。
なので、ひとくくり「イベント」ってことにせず、一度整理して考えてみるのも良いかと思います。
1、館(ショッピングセンター)のためのイベント
お客さんの役に立つ、お客さんの特になる、お客さんが喜ぶ。
買い物をしてくれるお客様で成り立っているのでこれは当然ではありますが、お客様に気に入ってもらえるためにイベントを行います。
2、テナント(お店)のためのイベント
特定の店舗への集客、売上作りのためのイベント。
来館されたお客様を自分のお店に来てもらうため、あるいは自分のお店のお客さんになってもらうために行うイベント。
なので、イベントの開催費用はそのお店が負担して行います。
3、主催者(外部)のためのイベント
ショッピングセンターにたくさんの人が集まるので、そこで自分のお店をアピールしたり、商品を販売したいという外部の企業や団体が主催するイベント。
当然、主催者が開催費用を負担し、場所の使用料も支払う必要がある。
以上、誰のためのイベントかと考えると、この3つのいずれかなのですが、「何でこんなことやってんの?」になっちゃうパターンは例えばこんな感じです。
例1)外部のイベントなのに、館の集客にもなることも期待して使用料をとらなかったり、逆に館が協賛して一部費用負担したりするも、十分な集客につながらなかった。
例2)お客さんのために定期的にイベントをやっているのに、イベントであれば何でもよいと思って、テナントのためのイベントや外部のためのイベントに変えてしまう。
館、テナント、外部主催者のコラボ的な企画でうまく相乗効果がでれば良いのですが、ハズレた時はお客さんからすると期待はずれになってしまいます。
そこに気づかずイベントをやっていたら、だんだんお客様の気持ちも離れていくと思うので、この「誰のため」のポイントはキッチリ抑えておきたいところです。