集客力のあるイベントをやってはいけない3つの理由

地域で一番のショッピングセンターであればまぁいいのかもしれませんが、そうでない場合、例えば人気のキャラクターショー的な集客力のあるイベントはやらない方がよいと思っています。

 

ただ、施設の販促担当者は集客したいので集客力があるイベントをしたいと思うでしょう。

 

でも同じ商圏内に規模で勝る競合施設があるのなら、なんか変な話なのですが、集客力のあるイベントはやるべきではありません。

 

理由その1・・・費用が高い

それをやればどこでも人を集められるといったイベントの費用は集客力に比例して高くなります。
人気のキャラクター、旬のタレント、あるいは豪華な景品が当たるとか、無料のプレゼントがもらえるといった、そこに行けば金銭的に得するといったもの。お金をかければかけるほど集客力は強くなりますよね。
となると、どれだけお金をかけれるかという勝負になるので、規模が大きなところが勝ちます。

 

理由その2・・・売上につながらない

イベント目的なので、常連さん以外の人がたくさん集まります。その日一時的には飲食店など、来館客数に比例して売上が伸びることもあるとは思いますが、それだけの話です。イベントで集まった人に対してお店へ導引するアプローチをするにしても、そもそもイベント目的なのでレスポンスは悪そうです。

 

理由その3・・・広く告知しなければならない

集客力があるイベントだけに、告知をすればそれだけ人が集まります。せっかくお金をかけてイベントをするのに館内だけで告知するなんてことはもったいないということになるでしょう。結果的に、理由その1とかぶりますが、広告費の面からも費用が高くつきます。

施設の認知度を高めたり、新規の来館者を集める目的で広告をするときは集客力のあるイベントを絡ませるのは良いのでしょうが、やはりこれも規模が大きなところと勝負になると勝てません。

 

では、規模で劣るSCはどうすればよいのか・・・

それが日常的に利用されているお客様に向けた、生活をサポートすることをテーマにしたイベント展開です。

これを日頃からやっている施設だと館内告知だけでたくさんの参加者が集まりますが、だからといって広く告知をして、単発でそのイベントやったとしても特に反応がないようなイベントです。

ついつい参加してしまう。一度参加すると癖になってしまう。あっ、ちょっとうれしい。なんかきてよかってね。みたいなイメージです。

 

ちょっとしたアイデアでできることは多くあります。たとえ販促にかけられる予算が少なくても、そんな独自のイベントを考えて、たくさん開催してみてはいかがでしょうか。