栄冠は君に輝く
はっきゅう=白球の日ですね(?)雲はわき 光あふれて
天たかく 純白の球きょうぞ飛ぶ
6日から始まった夏の高校野球
毎年この時期に楽しみにしているものがあります。
それが熱闘甲子園の広告
いま私がここで働いているのは中学3年生のときに見た
朝日新聞のラテ欄左下に小さく掲載されていた熱闘甲子園の広告に衝撃を受けたからで。
そんなそんな、
って思うかもしれませんが
本当に、それだけで生きてきたみたいなとこあります。
どんな広告かというと
(入社の面接で散々話したので社長は知ってるのですが)
おでこを地面につけて四つん這いになりながら悔しそうにグーでその地面を叩くユニホーム姿の球児。
顔は見えないけど多分泣いてる、、、
モノクロのその絵の上に書かれたコピー
『好きに
ならなきゃ
ラクだったのに。』
私はこの広告に衝撃を受けて、、、
それ以来ずっと忘れられない
今のところ1番すきな広告です。
この広告を写真に撮って待受にして
人生でおそらく1番勉強したであろう高校受験を頑張った記憶が鮮明にあります。
どうしても行きたかったんです、その高校に。
でも多分夏前の成績が芳しくなかったんでしょうねー、、、
とにかくめっちゃ感化された記憶しか残ってないんですよ。
肝心の広告は手元に残っていなくて。
切り抜いてどこかにスクラップした気もするのですが…
ずっとネットで探してみるものの、落ちてないんですよね。
2003年の夏の熱闘甲子園の広告です。
ポスターじゃない。新聞広告。左下の。
てかもう20年前の話なの!?
資料館で探すレベルやん。
で、
まぁそこから私は広告の持つこの
何とも言えないエモい感じに魅了されて
そこからどーーーーしても広告に携わりたくて20年かけて今ここで働いているわけです。
なんでこの広告にこんなに突き動かされたのかは自分でもよくわかりません。
別に高校野球が好きだったわけでもありません。
当時好きだった男の子は野球部のキャプテンだったけど、でも甲子園はおばあちゃんの家でしか見たことありません。
ただ好きなものを追いかけると、
同時に苦しいことがあることをこの広告で教えられたのだと思います。
事あるごとにこの広告がよぎって
とりあえず生かしてくれてます。
今年の熱闘甲子園の広告は
『土で描くポスター』が
話題になりましたねぇ。
世界に3枚しかない、
甲子園の土で描くポスター。
投げて 打って 獲る
それぞれの場面が描かれてましたが
私はこの獲るが1番好きだったなぁ。
まだ肉眼で見れてないので
見に行きたいなぁ。
フラッと見に行ける距離に住んでいるのも
もしかしたら呼ばれているのかも知れない。
『思い出せよ』
って。
働いてるとラクじゃないことも沢山ありますが
それって好きじゃないと味わえないことなのかなと思って
タフに生きてる今日この頃です。
ちなみに、
昔は高校野球興味なかったですが
大人になるにつれ
良さがわかってきました。
自分の半分くらいの年齢の彼らが
めちゃくちゃカッコいいし
背中が大きく見えます
頑張ろっと。