WAKU WAKU

ご依頼いただく制作のお仕事は、商業施設のイベントに関するものが多いです。

そのため必然的に、明るく楽しそうなデザインであることを心がけていることが多いです。

制作物と一言で言っても、ポスターやチラシ、LINEやHPなどさまざまな告知媒体があります。

それらをみて「参加したいな」と思ってもらえるか、実際に足を運んでもらえるか。

告知物で人の好奇心をいかに引き出せるかがデザイナーとしての力量が問われるところだと思っています。

そこで、唐突にふと思ったんです。

そういえば、わくわくするデザインってなんだろう。

いざお答えください!と言われればだんまりしてしまう。

意外と言語化するのが難しい。笑

とりあえず、意識していることを書き出してみます。

・色

基本的にあまり暗い色は使いません。(ハロウィンや冬といったシーズンものなどは除いて)

可読性の高さが求められるような情報や、膨大な情報量である時は黒をマストで使いますが。

・形

これはビジュアルを作る時の話になりますが、同じ体格の文字がまっすぐ一列に並んでいるよりも、個性や動きがあると一気に表情がつきます。

大きさがバラバラだったり、ところどころ傾いていたり、変形していたり、ぐるっと回転していたり、装飾がついていたり、なんてするとどうでしょう。「動」が生まれ、勢いを感じます。

・写真

写真はビジュアルと肩を並べる、告知物の第二の顔といっても過言ではありません。

イラストよりもダイレクトかつ具体的に伝えられるので、「楽しそう」「面白そう」「見てみたい」などの意欲をよりかき立たせる強い力を持っています。

画質やアングルなどのスペックやスキル的な問題はもちろんですが、その後の調理の仕方次第でまた受ける印象も変わります。

例えば工作イベントのサンプル写真1枚でも、サンプル本体だけを切り抜くのか、クロスを敷いて装飾を置いて丸く切り抜くのか、はたまた合成するのか、もうこれだけでもぜんぜん違うわけです。写真にとれるスペースや適した作業時間、どう魅せたいか、などいろんな面で考えて使い分けています。

・遊び心

わすれちゃいけない。

ざっくりそんなところでしょうか。

法則も正解もない感覚的な話をしましたが、結局いちばんは見る側の立場になることだと思います。

それがなによりの近道かもしれません。

自分だったらどんなものを見て楽しそうと感じるだろうか。面白そうと感じるだろうか。立ち止まった時はその地点に帰ったり。

とはいえ!前にも言いましたが、自分の感覚を過信しない。

そのため、自分の感覚が独りよがりに歩いてしまわないように、街中のありとあらゆるデザインを日々見るようにしています。

ほぼ毎日乗る電車内の広告もそうです、良い勉強です。

さて、余談ですが、わたし的繁忙期がやってまいりました。

今年もやってまいりました、クリスマス&年末前のこの11月。

任せていただけるお仕事があるのは本当にありがたいことです。

駆け抜けます。

投稿者プロフィール

SAKURA
デザイナー・入社3年目
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