スタッフインタビュー(高校生編)
当社で働いているイベントスタッフの声をお届けします
こんにちは。代表の佐藤です。
僕が初めて働いたのはたしか高校3年生の夏休み、引っ越しバイトだったと思います。
高校時代はサッカー部だったので、そこそこ体力には自信があったんですけどね、
まぁ仕事ってのを舐めてました。
もう場所はどこだったか記憶にありませんが、日雇いのバイトを見つけて、
朝集合場所にいくと、特に説明があるわけでもなく、3人1組になってトラックに乗せられます。
社員らしきドライバーの兄ちゃんと僕と同じ高校生だけど慣れてる感じのアルバイターと初バイトの僕。
トラックに乗るのも初めてで、3人横並びの真ん中の席に座らされ、ドキドキで1件目のお宅に出発。
道中は2人ともガンガンタバコ吸ってるし、会話の全てが下ネタ。
真面目な僕はもう突如入り込んだ異世界に、ただただ不安な気持ちでいっぱいでした。
現場に着くや否や、すぐさまバケツリレーみたいな感じでダンボールを次々に運び出しトラックに積んでいく。
不安であったとはいえ、運動部に所属しているだけに、こういう体力仕事には自信があったし、タバコ吸ってる奴らがやってるんだから、日頃から鍛えている自分なら余裕だろう、と思っていたわけです。
しかし、そんな自信はものの数十分で砕け散ります。
ダンボールは持てるし、運べる。
でも繰り返し繰り返し作業をするのでどんどん疲弊していくのです。日頃から筋トレとかもやってたんですが、全然訳が違う。他の2人は飄々(ひょうひょう)と運んでいるのに、僕の方はめちゃくちゃ必死でなんとかついていくのがやっと。
で、みんなとにかくセカセカと動く。なぜそんなに急いでやるのか理解できない。
トラックの中ではアホなことばっかり話していたドライバーの兄ちゃんも、荷物を運んでる最中の雰囲気は違って、真剣そのもの。ピリピリしている。
僕はもうそこからは「とにかく早く終わってくれ」、「ちょっと待ってくれ」、みたいなことばかり考えていました。
なんとか1件目の現場が終わって会社に戻り、午後からは2件目。
休憩中にどうにかここから逃げ出そうと考えていましたが、そんな度胸もなく、半泣き状態で2件目に向かいます。
その道中でドライバーの兄ちゃんが僕に言いました。
「お前は自分で周りをみながら荷物の持ち方もちゃんと考えてやってるし、なかなか見込みがある。」
「午前中だけで逃げ出す奴も多いけどな、お前は頑張ってるな」
「1日でやめられたらこっちもかなわんから、それだけはやめてくれよ」
・・・・・・
記憶は曖昧ですが、たしかそんなニュアンスのことを言っていたと思います。
「荷物の持ち方は実は他の人が教えてくれたんです。別に自分で発見したわけではありません・・・」
「午前中で逃げ出したかったんですけど、そんな度胸がなかっただけです・・・」
「もう2度とここに来ることはないと思います・・・」
なーんてことは、当然言えるわけもなく、
はぁ。はぁ。とうなずきながら、午後の業務もなんとか耐え忍んだようです。(午後のことはまったく記憶にありません。)
こんな感じで僕の初バイトは結構大変な思いをしましたが、めちゃくちゃ学びもありました。
後に気付くことになるのですが、仕事なので同じ時間でいかに多くの事ができるかってことに価値がある。だからあんなにセカセカ動いてたんだなと。
生産性や効率性について考えるきっかけでした。
また、学校だとだいたい同じようなライフスタイルの人間が集まっていて、その世界が当たり前のように思っていましたが、それは世の中のただの一部で外に出ると同年代であっても、まったく違う常識、価値観の人たちがいる。
これは視野を広げるきっかけになりました。
あと、働いている人の真剣味っていうか、なんというか、働いたことがなかったので、それまでは全て与えられた中で生きてきているので、好きでやってる部活を頑張るってのとはまた違う。別のところから湧き出てくる仕事人のパワーみたいなものを感じることができました。
さて、前置きが長くなりましたが、先日うちで働いてくれている高校生アルバイターの平尾さんにインタビューをさせてもらいました。
求人サイトでイベントスタッフの募集を見てこのホームページをご覧いただいている方もいるでしょう。
この仕事は僕が体験したような厳しいバイトでは決してありませんが、日頃から運動をしていないような方であればイベントスタフは自分に大丈夫かなと思っているかもしれません。初めてのアルバイトを探していて、不安な気持ちの方もいると思います。
そんな高校生にちょっとでも参考になれば嬉しいです。
あまりスタッフの枠がないので、現地で求人は出していない時もありますが、興味があればお問い合わせホームから直接ご連絡ください。
イベント会場はいくつかありますので、何か案内できる仕事があるかもしれませんので。
それではまた。