禁断の奥義「現金つかみどり!!」
いやいや、なんだかんだ言ってもこれですこれ。「現金」
何よりも強い反応をいただけます。
お買物券とかコインとか回りくどい事をせず、
ズバリ「現金」を振る舞いましょう!
とは言うものの・・・
「下品」とか「生々しい」とか「バラマキ」とか、
施設のイメージを気する声も聞こえてきそうですが・・・
・・・・・・・
昔、はじめて先着の饅頭プレゼントのイベント現場にスタッフで入った時、
衝撃をうけた事を覚えています。
朝早く、開店前から饅頭をもらうために1000人を越える長蛇の列。
開店するやいなや、我れ先へと饅頭に押し寄せる殺気立った人々。
1人で何個も持って帰ろうとする人。
配布する饅頭がなくなりそうになったら割り込んで入ってくる人。
饅頭がなくなると怒鳴り込んでくる人。
それはもう、品格どころの話しではありません。
僕はこの仕事をするまで、自分がこういう、
価値として数百円程度のプレゼントをもらうために並んだという経験がなかったもので、
饅頭に人がこんなにも反応するという事、そして人はこんなにも我欲が強いものなのだという事に、強烈な衝撃をうけたのです。(自分の我欲のことはおいといて・・・)
こういうことは何度か経験しましたが、饅頭などの食べ物系やお買物券などの先着プレゼントで起こりがちです。
当時はとにかく人が集まれば成功!みたいな空気感の中でやっていたので、なんだか後味の悪いイベントだと感じながらも、クライアントからも人が集まれば評価されていたように思います。
ただ、そこで犠牲になっていた施設の「品格」。
今となってはわかるのですが、こういう後先を考えないバラマキ系の企画だと、やはり品格のないイベントになってしまいます。
僕たちの目指すイベントは、お客様との末永い良好な関係作りの1つになること。イベントに「品格」は必要ありませんが、「下品」であることはさけなければなりません。お客様に参加してよかった、楽しかったと感じていただきたいわけです。
と、話しがそれましたがやはり「下品」はよろしくない。
そこで、この現金つかみどり大会では、ただただ現金をつかんでもらうのではなく、「楽しさ」の要素を加えています。
それは抽選によって、つかめる硬貨を決めるというもの。僕は1円玉、5円玉、10円玉、100円玉を使います。もちろん1円玉が一番多くなるようにクジを調整します。
1円玉と侮るなかれ。たとえ外れて1円玉が出たとしてもお客様には笑いが生まれます。もちろん100円玉の大当たりの方は大喜び。
子どもも大人もみんな楽しそうに参加してくれます。
しかも、現金といっても、1人当たりの景品代としてはそれほど高くなりません。
ただ、うまく運営するにはいくつかポイントもありますので、そのあたりはぜひご相談いただければと思います。
【現場の写真】