ガラポン抽選会で押さえたい3つのこと

夏のガラポンシーズンがやってきました。先週はさっそく大阪市内のSCで開催。

販促イベントの定番中の定番、ガラポン抽選会。抽選機をガラガラ回して出てきた玉の色で景品が決まるあれです。セールやキャンペーンの消費促進策としてご利用金額に応じて抽選できるというやり方が一般的ですね。

 

景品や抽選の条件などは、それぞれの事情があるのでその都度検討していくのですが、実施するうえで基本的に押さえておきたい事があります。

 

1、回してなんぼ

わざわざお金を使ってイベントをやるわけですから、まずたくさんの方に参加してもらわないと意味がありません。平均単価がいくらだからもう少し買ってもらうためにこれくらい、とかいう理由で抽選条件を設定するよりも、できるだけ参加しやすい条件にして、1回だけでなく2回、5回、10回とたくさん回してもらった方がいいですね。条件を高くしすぎて回転数が少ないと、会場が閑散として寂しくなります。

 

2、景品が選べる

上記のようにたくさん回してもらうとなると、用意する景品の数も増えることになります。かといって、予算を増やせばいいというものではありません。コストを抑えつつ、いかにして盛り上げていくかということが多くの現場でのテーマかと思います。

こういう抽選会は何が当るかわからないわけですから、いらない物が当ると困ります。基本的には実用的なものや生活必需品で構成します。SC内で使えるお買物券があるなら上位賞に設定し、下位に生活必需品やお菓子など「こんなんいらんわ」とならないものにしておきます。当たり前と思われそうですが、なぜかとても使いにくい物が景品にラインナップされていることがあります。お客さんのことを考えずにお店の都合で景品を出すとこうなります。

さて、実用的な景品を用意したとして、さらにいくつかの選択肢をつくることをお勧めします。例えば日用品だったら洗濯洗剤、サランラップ、ボックスティッシュの中から1つ選べるとか、参加賞的な駄菓子なら10種類くらい用意する。こうすることで参加者からするとより必要なものがもらえるし、駄菓子も選べると子どもならそれだけで楽しくなります。これは運営側からするととても手間がかかり、お客さんも景品を選ぶ時間がかかるので、効率が悪くなります。しかし、これが逆に会場での滞留時間が長くなり、ある程度の待ち列ができることによる賑わい感が生まれることにつながります。

 

 

3、端数券を発行

これも手間のかかることですが、お客さんには喜ばれ、15%は盛り上がり感をアップ(個人的推定)させます。

ガラポンを開催するときは、1日だけというよりか、数日間のお買物対象期間があって、抽選日自体も数日間設定されているパターンが多いかと思います。イベントに参加している店舗から抽選券を発行している場合は別ですが、対象店舗のレシートを提示して抽選するというパターンの場合は、この端数券がとても有効です。

2,000円とか5,000千円で1回抽選できるという条件にした場合、レシートの合計が2,382円とか9,700円とかだとそれぞれ1回抽選をして、382円と4,700円の抽選に利用できない端数金額が出てきます。この金額を端数券に記入して渡し、次回の抽選に他のレシートと一緒に合計して抽選回数を計算するというもの。これをやるととてもお客さんに喜ばれます。そして、1割程度の方が、当日に再度買い物をして、抽選をしにきます。翌日以降も一定の方が抽選に来られ、だいたい端数券の利用率は合計で2割程度になります。

お客さんにありがたがられるうえに、買い回り、リピートにつながるとあっては、手間がかかるとはいえ、やらないわけにはいきませんね。

 

 

というわけで、先日も楽しく抽選会を開催する事ができました。

 

あなたの施設でも使えるアイデアがありましたらぜひ活用くださいね!